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プロパンガスは初期投資が掛からない!
プロパンガスは都市ガスと比べ、導入費用が非常に安いというメリットがあります。
ガスの供給を受けるには、プロパンガス、都市ガスどちらもガス管や給湯器、メーターなどガス設備を用意する必要があります。 こうしたガス機器の導入費用はどちらも利用者が支払うのですが、プロパンガスと都市ガスでは支払い方法が異なります。
プロパンガスは、導入費用を分割し、月のガス代に上乗せして請求する場合が多くあります。 そのため導入時の費用がかからないのがメリットです。(毎月のガス代に設備費用が上乗せされるため、都市ガスと比べ割高になるケースがあります。)
これに対し都市ガスは契約開始時に一括で支払います。そのため導入時の費用はかなり高額になります。
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プロパンガスと都市ガスで実は料金はあまり変わりません
よく、プロパンガスは都市ガスよりも高いと言われます。確かにプロパンガスの平均価格と都市ガスを比べると、その差は1.5〜2倍ほどあります。 しかし適正なプロパンガス料金であれば、実はその差はほとんどありません。
プロパンガス平均 | 都市ガス平均 | プロパンガス適正価格 | |
合計 | 12,350円 | 7,000円 | 7,500円 |
基本料金 | 1,890円 | 1,000円 | 1,500円 |
従量料金 | 10,460円 | 6,000円 | 6,000円 |
※都市ガスの従量料金と基本料金は平均的な都市ガスの数値を用いています。
※プロパンガスの熱量は都市ガスの約2倍のため使用量を倍にして計算しています。
まずはこちらのページから、プロパンガスの適正価格がいくらなのかご確認ください。
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プロパンガスは火力が強い!
プロパンガスのメリットの一つは、何と言っても火力の強さです。 プロパンガスは都市ガスに比べ約2.2倍も高い熱量を持っていて、1㎥あたりの熱量は24,000kcalと言われています。 それに対し都市ガスの熱量は11,000kcalほどです。 つまり、プロパンガスは都市ガスよりも倍近く火力が強いのです。 そのため、料理屋さんなど強い火力が必要な店では、プロパンガスの方が好まれています。
また、プロパンガスと都市ガスの料金を比べる時、熱量の差を考慮して計算する必要があります。 プロパンガスの熱量はおよそ2.2倍なので、もしプロパンガスから都市ガスへ切り替えをご検討の場合は、毎月の使用量を2.2倍にして計算しなければなりません。 都市ガスからプロパンガスに切り替える場合は、その逆で使用量を2.2で割る必要があります。
プロパンガスと都市ガスの比較についてはこちらのページで詳しく紹介しています。
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プロパンガスは災害に強い!
プロパンガスは仕組みが簡単なため災害時にメリットを発揮します。 持ち運びもでき、ボンベと配管、ガス器機が揃い安全が確認できればすぐに利用可能ため、都市ガスや電気、水道などと比べ圧倒的に復旧が早いというメリットがあります。 逆に都市ガスは、地中に埋まったガス管の安全確認を行わなければならないため、普及に時間がかかってしまうのです。
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不当に高額な請求に要注意!
プロパンガスにはメリットもたくさんありますが、利用する上で気をつけるべきデメリットとも言える特徴もあります。
プロパンガス会社の中には、「プロパンガスは都市ガスと同じで公共料金」と思い込んでいる消費者が多いことをいいことに、不当とも言える高額な料金設定を行っている会社が一部存在します。 そして、高い料金にクレームを言っても「相場価格と同じだから適正です」と取り合ってもらえないという方が大変たくさんいらっしゃいます。
しかし、上述の通り、プロパンガスの適正価格は都市ガス並みに安い料金であり、現在の相場価格は全く適正な値ではありません。 そのため、ご自宅の料金単価が相場価格に近い場合は、適正価格でガスを供給するガス会社への切り替えが必要となります。
まずはこちらのページから、プロパンガス料金の相場がいくらなのかご確認ください。
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