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日本国内ではプロパンガスの価格はガス会社に決定権があり、ガス会社ごとに価格が異なります。 このように価格がバラバラで分かりづらいため、プロパンガス業界はに平均価格という料金を測る基準があります。 同じく青梅市内にも消費者の利益を考え適正な料金設定を行う会社もいれば、事業者目線の高額な料金設定を行う会社もあります。(料金体系や単価が違ってもプロパンガスの中身はすべて同じです。) そして青梅市のプロパンガス平均価格は、基本料金1,890円、従量料金505円です。
基本料金 | 従量単価 | |
---|---|---|
青梅市 | 1,890円 | 505円 |
全国平均 | 1,890円 | 523円 |
当センターでは、現在の青梅市の平均価格を適正範囲を大きく超えて高額であると考えています。 実際、300円台で供給する優良企業もいれば、700円代前半という法外に高い高い会社もあり、多くの人が平均価格前後の単価で契約している訳ではありません。 それでも青梅市のプロパンガス世帯数やガス会社数、地理的要因、東京の都市ガス料金などから考えれば、青梅市の平均価格はもっと安いはずなのです。 そのため、青梅市にお住まいの大勢の方が、高額な料金設定に基づいた請求を受けているのが現状です。
まずはこちらのページから、ご自宅のプロパンガス料金を計算してみましょう。
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ガス会社同士の繋がりが原因
青梅市(東京)には高い会社も安い会社も存在し、その平均価格は高過ぎるとご説明しました。 それではなぜこんなにも平均価格は高くなってしまったのでしょうか。
その理由は、プロパンガスのガス会社同士の繋がりにあります。 その前に、まずはプロパンガスの料金設定の仕組みからご説明致します。 まずは皆さんがよくご存知の都市ガスの価格設定のプロセスからご説明します。
プロパンガスは各ガス会社が自由に価格設定できる自由料金制となっています。 公共料金である都市ガスは料金設定に行政の認可が必要ですが、プロパンガスは必要ありません。 行政の関与が一切ないためいくらにでも設定出来るのがプロパンガスの価格設定の特徴です。
また、プロパンガス市場の特徴として、ほとんどの消費者が価格に関する情報を持っていない事が挙げられます。 今でもほとんどの人が「プロパンガスは公共料金でどこも値段は同じ」と思われています。
こういった環境を利用し、多くのガス会社は、高い料金設定を行いました。 そして、これと同時に互いに顧客を取り合わないようこっそりと取り決めていました。 顧客の奪い合いになった場合、価格を下げざるを得なくなってしまうからです。 これが平均価格が高い理由です。
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適正料金とは?
そこで、当センターでは以下の条件を満たすものを新しい指標「適正料金」として採用しました。
都市ガスと同額程度の料金設定であること
プロパンガスは消費者の生活を支える公共性の高い商品です。そのため、消費者の生活を圧迫しない、安い料金である事が最も重要です。 そして、その指標としたのが都市ガスです。 都市ガスと同額程度の料金設定であれば消費者にとって十分安いと考えました。 プロパンガスの熱量は都市ガスの約2倍あるため、消費量は約半分に抑えられます。 そのため都市ガスの2倍程度の単価であれば都市ガスと同程度の価格と言えます。
ガス会社がずっとその料金で供給し続けられる
どれだけ安い価格でも、その安い価格が長く続かなければ意味がありません。 近年、驚くほど安い価格で切り替えを提案され契約開始したはいいものの、たった半年で値上げをされたという相談が増加しています。 このようにプロパンガスには後々必ず値上げを起こす営業料金というものが存在しています。 当然、このような営業価格を適正料金と言うこことはできません。 ガス会社がその料金設定で利益を得られずっとそれを続けられる事は、結果的に消費者の皆様にも利益となるのです。
このように当センターでは高過ぎる料金設定も、安過ぎる料金設定も適正料金とは呼びません。 一定の範囲内だけを適正料金と呼んでいます。 それでも、当センターが考える青梅市の適正料金は、平均価格よりもずっと安いものです。
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適正料金がどのようなものかはご理解頂けたかと思います。 それでは次に、青梅市の適正料金はいくらなのかをみていきましょう。
青梅市 | 基本料金 | 従量単価 |
---|---|---|
適正料金 | 1,500円 | 300円台 |
相場単価 | 1,890円 | 505円 |
青梅市の従量単価は相場価格より200円以上も安い事が分かります。 一般家庭のおいてこの差は大きく、月間でおよそ5千円、年間で考えれば6万円近くにもなるのです。
■ ご相談者
青梅市(東京)在住K・Jさん(主婦)
■ ご相談内容
オール電化を検討してます。 光熱費の整理をしていたら現在のガス料金がかなり高いことが分かり、この機会にオール電化にしてみてはどうかという話が出てきました。 ガスは何度も値上げをされていたようですし、それならば多少初期費用がかさんでもと考えております。 アドバイスを頂けますでしょうか。
■ プロパンガス消費者センターからの回答
東日本大震災以降、電気代が上がり、オール電化のメリットは薄れてしまいました。 そのため、ご家庭によっては高い初期費用を払うよりも、優良なガス会社に切り替える方が節約できるケースが多々あります。
K・Jさんのご家庭は、使用量も多くなく、また単価が530円と適正価格を大幅に超える単価でした。 そのため、初期費用の掛かるオール電化よりも、初期費用のかからない切り替えをお勧め致しました。
■ ガス会社変更前後の料金比較
請求金額 | 基本料金 | 従量料金 | |
---|---|---|---|
切り替え前の料金 | 9,512円 | 1,880円 | 7,632円 |
切り替え後の料金 | 5,820円 | 1,500円 | 4,320円 |
切り替え前後での差額 | 3,692円 | 380円 | 3,312円 |
※ガス会社切り替え後の請求額は切り替え前の使用量に基づいた料金です。
東京 |
青ヶ島村 昭島市 あきる野市 青梅市 大島町 清瀬市 国立市 |
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