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プロパンガスの価格はどのご家庭も同じなのではなく、契約している業者によって全く異なります。 大島町も例外ではなく、300円台の安い価格の業者から従量単価700円台という高い業者まで、たくさんの業者が存在しています。 そのため、プロパンガスには相場単価という平均値を現す指標があります。 そして大島町のプロパンガスの相場単価は、基本料金1,890円、従量単価544円です。
基本料金 | 従量単価 | |
---|---|---|
大島町 | 1,890円 | 544円 |
全国平均 | 1,890円 | 523円 |
大島町は離島で配送コストが掛かるため、東京の他の地域よりも高くなっています。 しかし、当センターでは、現在の大島町の相場単価を生活を支えるプロパンガスの価格として不適正であると考えています。 大島町の利用者数やプロパンガス事業者数、東京都の都市ガス料金などを考慮すると、従量単価544円という単価は適当ではありません。 そのため、ご自宅の料金が大島町の相場単価に近い場合、ご自宅の料金水準は不当に高額な危険レベルであると言えます。
まずはこちらのページから、ご自宅のプロパンガス料金がいくらかになるか計算してみてください。
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プロパンガスの相場単価が高い原因とは?
大島町(東京)で活動する各ガス業者の価格は異なり、その平均である今の相場単価は高過ぎるとご説明しました。 一般的な市場であれば、サービスも商品も他社と同じで単価が高い業者は遅かれ早かれ倒産してしまいます。 しかしプロパンガス業界では、今でも同じサービス・高い単価で供給する業者がたくさんいます。 それでは、なぜ高い料金の業者が成り立っているのでしょうか。
実はプロパンガスの料金設定の仕組みがその大きな原因の一つとなっています。 まずは皆さんがよくご存知の都市ガスの料金設定の方法から解説しましょう。 公共料金である都市ガスの料金設定には国や地方自治体にその旨を説明し認可を得る必要があります。 そのため料金設定・変更を都市ガス事業者の判断で勝手に実行する事は法律上できません。 地域に一つの業者しか存在せず独占市場である都市ガスの料金は、行政の関与によってその安さが保証されているのです。
これとは対照的に、プロパンガスは自由料金制が採用されています。 業者の裁量によって何円にでも設定できるのです。 また、料金設定のガイドライン等もなく、それに行政は一切関与していません。 そのため、現場担当者・担当部署の判断でいくらにでも設定できてしまうという特徴があります。 これが相場単価が高い要因です。
また「プロパンガスは公共料金でどの業者も単価は同じ」と勘違いしている消費者が大変たくさんいらっしゃいます。 またそういった方々の多くが自宅のプロパンガスの価格を知りません。 このような背景もあり、高い相場単価がまかり通っているのです。 自由に単価が設定でき消費者が価格に無関心であれば、高い単価になってしまうのは当然とも言えます。
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適正料金とは?
上述の通り、相場単価は実際の市場環境とはかけ離れた高い水準に留まっています。 そのため、ご自宅の料金が高いかどうかを相場単価で測ることはできません。 そこで、当センターでは以下の条件を満たすものを適正料金として新しい指標に採用しました。
消費者の生活を圧迫せず低価格であること
プロパンガスは生活を支える公共性の高い商材です。 そのプロパンガスの価格は、生活の負担にならない事が重要であり、消費者が納得する安い価格を維持することはガス業者の使命の一つでもあります。 そしてその安さの基準としたのが都市ガスです。 都市ガスと同じくらいの価格であれば上記は達成されていると考えました。
※プロパンガスの熱量は都市ガスの約2倍のため、使用量はおよそ半分になります。そのため都市ガスの2倍程度の価格であれば良いという事になります。
その価格で健全な経営が成り立つ
安い価格が一時的なものではなく、ずっと続く事もまた重要です。 近年、驚くほど安い価格、例えば200円台の従量単価で、訪問勧誘を行う業者が増加しています。 しかしそういった価格は値上げをしないと利益が出ません。 そのため、そういった料金で契約を開始しても、半年から1年の間に必ず値上げされてしまうのです。 このように必ず値上げを起こす料金を適正料金と呼ぶ事はできません。 ガス業者がその価格で利益を出す事が出来、健全な経営が成り立つかどうかは、消費者利益を考える上で必要不可欠なポイントなのです。
このように高過ぎる価格はもちろん、安過ぎる価格も当センターでは適正料金と呼びません。 一定の範囲内だけを適正料金と呼んでいます。 それでも、当センターが考える大島町の適正料金は、相場単価よりもずっと安い水準です。
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適正料金がどのようなものかはご理解頂けたかと思います。 それでは、大島町の適正料金は一体いくらなのでしょうか。 下記の表をご覧下さい。
大島町 | 基本料金 | 従量単価 |
---|---|---|
適正料金 | 1,500円 | 300円台 |
相場単価 | 1,890円 | 544円 |
大島町の従量単価は相場単価より200円も安い事が分かります。 一般家庭のおいてこの差は大きく、月間でおよそ5千円、年間に換算すると6万円近くにもなるのです。
■ ご相談者
大島町(東京)在住K・Yさん(男性)
■ ご相談内容
先日の新聞に「プロパンガスは自由料金で、消費者は好きなプロパンガス会社を選べる」という記事が載っていました。 今までプロパンガスは公共料金で、指定のプロパンガス会社を利用しているものだと思っていました。 その後インターネットでも調べていたら業者によって値段もバラバラで、安い会社に変更する事が一番だと知りました。 私の家もこの機会に変更できますか?
■ プロパンガス消費者センターからの回答
切り替えが盛んな関東地区でもまだ多くの方がプロパンガスは公共料金だと勘違いされています。 そこにつけ込んで高い単価設定をしている会社も未だ少なくありません。
今回は、適正価格で供給後、不当な値上げを行わないことが約束された関東地方を中心に活動する企業をご紹介致しました。
■ ガス業者変更前後の料金比較
請求金額 | 基本料金 | 従量料金 | |
---|---|---|---|
切り替え前の料金 | 12,098円 | 1,920円 | 10,178円 |
切り替え後の料金 | 7,695円 | 1,500円 | 6,195円 |
切り替え前後での差額 | 4,403円 | 420円 | 3,983円 |
※ガス業者切り替え後の請求額は切り替え前の使用量に基づいた料金です。
東京 |
青ヶ島村 昭島市 あきる野市 青梅市 大島町 清瀬市 国立市 |
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