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プロパンガスには平均価格という指標があります。 なぜなら、国内のプロパンガス業者にはプロパンガスの料金を自由に決定できる権利があり、各社で料金がバラバラだからです。 同じく坂東市内にも良心的な料金設定の業者もいれば、法外とも言えるほど高い料金設定の業者もあります。(料金設定や単価が違っても中身はすべて同じです。) そして坂東市のプロパンガス平均価格は、基本料金1,888円、従量料金537円です。
基本料金 | 従量単価 | |
---|---|---|
坂東市 | 1,888円 | 537円 |
全国平均価格 | 1,890円 | 523円 |
当センターでは、この坂東市の平均価格を適正範囲を逸脱し高額であると捉えています。 実際、従量単価で言えば、下は300円台から上は700円代前半までと幅広く存在しており、多くの人が平均価格前後の料金で利用しているというわけではありません。 それでも坂東市のプロパンガス世帯数やガス業者数、地理的要因、茨城県の都市ガス料金などから考えれば、坂東市の平均価格はもっと安いはずなのです。 そのため、坂東市にお住まいの大変多くの方が、高額な料金設定に基づいた請求額を支払っているのが現状です。
まずはこちらのページから、ご自宅のプロパンガス料金単価がいくらか計算してみてください。
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プロパンガスの料金はガス業者の言い値?
坂東市(茨城県)には高い業者も安い業者の存在し、その平均価格は高過ぎるとご説明しました。 それでは、なぜ価格の高い業者が出てきて、今も活動しているのでしょうか。
その理由は、プロパンガスの価格設定の仕組みにあります。 まずは皆さんがよくご存知の都市ガスの価格設定の仕組みからご説明します。 都市ガスは料金設定に国や地方自治体から了承を得る必要があります。 そのため、消費者利益を損なうような高い料金設定にする事も、契約ごとに単価を変えるなんていうこともできません。
これとは対照的に、プロパンガスの料金設定には行政の了承を得る必要がありません。 また、料金設定のガイドライン等もありません。 そのためガス業者の言い値同然の、消費者を無視した法外な料金設定で供給を行う一部の会社が存在し平均価格はつり上げられてしまっているのです。 このような理由から、プロパンガスの平均価格は、一般的に考えられている「平均価格=ボリュームゾーン」という意味合いにはなっていません。
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適正料金とは?
そこで、当センターでは以下の条件を満たすものを新しい指標「適正料金」として採用しました。
都市ガスと同額程度の料金設定であること
プロパンガスは消費者の生活を支える公共性の高い商材です。そのため、消費者の生活を圧迫しない、安い料金である事が最も重要です。 そして、その指標としたのが都市ガスです。 都市ガスと同額程度の料金設定であれば消費者にとって十分安いと考えました。 プロパンガスの熱量は都市ガスの約2倍あるため、消費量は約半分に抑えられます。 そのため都市ガスの2倍程度の単価であれば都市ガスと同程度の価格と言えます。
ガス業者がずっとその料金で供給し続けられる
どれだけ安い価格でも、その安い価格が長く続かなければ意味がありません。 近年、驚くほど安い価格で切り替えを提案され契約開始したはいいものの、たった半年で値上げをされたという相談が増加しています。 このようにプロパンガスには後々必ず値上げを起こす営業料金というものが存在しています。 当然、このような営業価格を適正料金と言うこことはできません。 ガス業者がその料金設定で利益を得られずっとそれを続けられる事は、結果的に消費者の皆様にも利益となるのです。
このように当センターでは高過ぎる料金設定も、安過ぎる料金設定も適正料金とは呼びません。 一定の範囲内だけを適正料金と呼んでいます。 それでも、当センターが考える坂東市の適正料金は、平均価格よりもずっと安いものです。
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適正料金がどのようなものかはご理解頂けたかと思います。 それでは次に、坂東市の適正料金はいくらなのかをみていきましょう。
坂東市 | 基本料金 | 従量料金 |
---|---|---|
適正料金 | 1,500円 | 300円台 |
相場単価 | 1,888円 | 537円 |
坂東市の従量単価は相場価格より200円以上も安い事が分かります。 一般家庭のおいてこの差は大きく、月間でおよそ5千円、年間で考えれば6万円近くにもなるのです。
■ ご相談者
坂東市(茨城県)在住K・Fさん(女性)
■ ご相談内容
長年今のガス会社を使っているですが、最近値上げされました。 今までもかなり高い価格だったのに、さらに値上げと言われ頭に来たので、安くしないと都市ガスに変えるとプロパンガス会社に言ったところ、今の料金から100円安くすると言われました。 都市ガスにするとは言ったものの、都市ガスの工事費用はかなり高いみたいで、できればプロパンガスのまま安く済ませたいです。 でも今の会社をそのまま使い続けるのも気まずいです。 どこかいい会社を紹介してくれませんか。
■ プロパンガス消費者センターからの回答
プロパンガス会社が値上げを行う理由は様々です。 例えば、プロパンガスの輸入価格の上昇など、値上げをせざるを得えない場合もあります。 そのため、一切値上げをしない会社というのは存在しません。 しかし、今回は都市ガスに変えると言った途端、値上げの取りやめどころか値下げを提案してきたとのことで、不当な値上げの可能性があります。 K・Fさんには以上の事と、当センターからご紹介する会社は、企業努力により他の会社と比べ値上げがされにくい事、万が一値上げがあった場合でも明確な理由のもと行われる事をお伝えしました。
■ ガス業者変更前後の料金比較
請求金額 | 基本料金 | 従量料金 | |
---|---|---|---|
切り替え前の料金 | 16,820円 | 2,000円 | 14,820円 |
切り替え後の料金 | 10,080円 | 1,500円 | 8,580円 |
切り替え前後での差額 | 6,740円 | 500円 | 6,240円 |
※ガス業者切り替え後の請求額は切り替え前の使用量に基づいた料金です。
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