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プロパンガスには平均単価という概念があります。 なぜなら、日本国内ではプロパンガスの価格はガス会社に決定権があると法律で定められており、ガス会社ごとに価格が異なるからです。 同じく結城市内にも消費者目線で適正な料金設定を行う会社もいれば、事業者目線の高額な料金設定を行う会社もあります。(料金体系や単価が違ってもプロパンガスの中身はすべて同じです。) そして結城市のプロパンガス平均単価は、基本料金1,891円、従量料金537円です。
基本料金 | 従量単価 | |
---|---|---|
結城市 | 1,891円 | 537円 |
全国平均単価 | 1,890円 | 523円 |
当センターでは、この結城市の平均単価を適正範囲を大きく超えて高額であると考えています。 実際、従量単価で言えば、優良企業では300円台、高い会社では700円代前半までと幅広く存在しており、多くの人が平均単価前後の料金で利用しているというわけではありません。 それでも結城市のプロパンガス世帯数やガス会社数、地理的要因、茨城県の都市ガス料金などから考えれば、結城市の平均単価はもっと安いはずなのです。 そのため、結城市にお住まいの大変多くの方が、高額な料金設定に基づいた請求額を支払っているのが現状です。
まずはこちらのページから、ご自宅のプロパンガス料金単価がいくらか計算してみてください。
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プロパンガスが高い原因は価格設定の仕組みにある?
結城市(茨城県)には高い会社も安い会社の存在し、その平均単価は高過ぎるとご説明しました。 それでは、なぜ価格の高い会社が出てきて、今も活動できているのでしょうか。
その理由は、プロパンガスの価格設定のプロセスにあります。 まずは皆さんがよくご存知の都市ガスの価格設定のプロセスからご説明します。 都市ガスは国や地方自治体からの承認を得てはじめて料金の変更が可能となります。 そのため、利益追求だけを目的とした価格変更にする事も、契約ごとに単価を変えるなんていうこともできません。
これとは対照的に、プロパンガスの料金変更には行政の承認を得る必要がありません。 また、料金設定のガイドライン等もありません。 そのためガス会社の言い値同然の、消費者を無視した法外な料金設定で供給を行う一部の会社が存在し平均単価はつり上げられてしまっているのです。 このような理由から、プロパンガスの平均単価は、一般的に考えられている「平均単価=ボリュームゾーン」という意味合いにはなっていません。
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適正料金とは?
そこで、当センターでは以下の条件を満たすものを新しい指標「適正料金」として採用しました。
都市ガスと同額程度の料金設定であること
プロパンガスは消費者の生活を支える公共性の高い商品です。そのため、消費者の生活を圧迫しない、安い料金である事が最も重要です。 そして、その指標としたのが都市ガスです。 都市ガスと同額程度の料金設定であれば消費者にとって十分安いと考えました。 プロパンガスの熱量は都市ガスの約2倍あるため、消費量は約半分に抑えられます。 そのため都市ガスの2倍程度の単価であれば都市ガスと同程度の価格と言えます。
ガス会社がずっとその料金で供給し続けられる
どれだけ安い価格でも、その安い価格が長く続かなければ意味がありません。 近年、驚くほど安い価格で切り替えを提案され契約開始したはいいものの、たった半年で値上げをされたという相談が増加しています。 このようにプロパンガスには後々必ず値上げを起こす営業料金というものが存在しています。 当然、このような営業価格を適正料金と言うこことはできません。 ガス会社がその料金設定で利益を得られずっとそれを続けられる事は、結果的に消費者の皆様にも利益となるのです。
このように当センターでは高過ぎる料金設定も、安過ぎる料金設定も適正料金とは呼びません。 一定の範囲内だけを適正料金と呼んでいます。 それでも、当センターが考える結城市の適正料金は、平均単価よりもずっと安いものです。
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適正料金がどのようなものかはご理解頂けたかと思います。 それでは次に、結城市の適正料金はいくらなのかをみていきましょう。
結城市 | 基本料金 | 従量料金 |
---|---|---|
適正料金 | 1,500円 | 300円台 |
相場単価 | 1,891円 | 537円 |
結城市の従量単価は相場価格より200円以上も安い事が分かります。 一般家庭のおいてこの差は大きく、月間でおよそ5千円、年間で考えれば6万円近くにもなるのです。
■ ご相談者
結城市(茨城県)在住N・Kさん(主婦)
■ ご相談内容
結城市の自宅に、ガス会社の訪問営業がきました。 話の流れで今の料金明細を見せたところ、今よりもうんと安くなると言われました。 提案されたのは基本料1,500円、従量単価250円です。 今の半額以下になるとのことでものすごく魅力的な話だと思いました。
その場は、主人もいなかったので、その夜主人に相談したところ、安すぎて逆に怪しいと言われました。 そこでネットでいろいろと調べていたところ、消費者センターを見つけました。 どうすべきでしょうか?
■ プロパンガス消費者センターからの回答
近頃、200円台の従量単価で切り替えの勧誘を行う会社が増えてきました。 しかし、その単価ではガス会社は一切儲けが出ません。 後々必ず何度も値上げを起こし、最悪の場合、切り替え時の2倍以上の単価になってしまうケースもあります。 そのため、当センターでは適正価格、従量単価300円台での切り替えをご提案しています。 300円台の単価であれば、ガス会社は利益を得られ、その価格でずっと供給することが出来るからです。
■ ガス会社変更前後の料金比較
請求金額 | 基本料金 | 従量料金 | |
---|---|---|---|
切り替え前の料金 | 12,806円 | 1,960円 | 10,846円 |
切り替え後の料金 | 7,671円 | 1,500円 | 6,171円 |
切り替え前後での差額 | 5,135円 | 460円 | 4,675円 |
※ガス会社切り替え後の請求額は切り替え前の使用量に基づいた料金です。
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