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プロパンガスの料金は、同じ牛久市内でもガス業者によって高いものや安いものが存在しています。(ガスの中身はどの会社も同じです。) そのため、ご自宅の料金が高いのか、どの会社が安いのかと比較をして損をしないように気をつけなければなりません。 しかし、「自宅の料金単価と牛久市の相場単価を比較して高いか安いかを判断する」という事は決してしてはいけません。
牛久市の一部のガス業者は、多くの利用者が「プロパンガスは公共料金でどの会社も同じ料金」と勘違いしていることを利用し、高い単価でガス供給してきました。 その結果、牛久市のプロパンガスの平均価格は適正な水準からはほど遠い、非常に高い料金となっています。 このような理由から、牛久市の平均価格は高すぎて判断基準として利用することができません。 そこで、プロパンガス消費者センターでは、平均価格に代わる新しい判断基準として、適正料金という指標を作りました。
まずは、こちらのページから牛久市のプロパンガス適正価格をご確認ください。
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プロパンガスの適正料金とは?
プロパンガス消費者センターでは、適正料金という新しい概念を作りました。 この適正料金とご自宅の料金を比較することでご自宅の料金単価が適正な範囲内にあるかを判断できます。 そして、当センターでは以下の条件をクリアしたものを適正料金と呼んでいます。
プロパンガスは公共性の高いものですので、消費者にとって十分に安くなければなりません。 そこで基準とするのが都市ガスの料金です。 都市ガス事業者は料金変更の際、その可否を国や地方自治体に確認する必要があります。 つまり、都市ガスの料金は行政が認めた適正価格であると言えるのです。 この仕組みによって、競争がない都市ガスの料金は安いレベルに抑えられています。 その都市ガス料金に近い料金であれば、消費者にとって十分に安いと言えると考えました。
次に、ガス業者がその料金単価を続けても会社を運営していくことができるかも重要なポイントです。 プロパンガス業者は一般的な企業と同じく利益を出すことを目的として活動する私企業と言われる会社です。 特に株式会社の場合、株主に利益を還元する必要があるため、利益は年々拡大して行く必要があります。 そのため、利益が出ないような単価でのガス供給は不可能なのです。 無理にそのような価格にしてしまうと、後々値上げが行わなければならなくなり、消費者の利益を著しく損なうことになります。 このような理由から、ガス業者が健全な経営を続けるための利益がきちんと確保できる水準であることも必要と考えました。
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牛久市のプロパンガス平均価格は事業者目線の価格設定により非常に高いとご説明しました。 しかし、実勢価格を理解しておくことは重要なことです。 それでは牛久市の平均価格は一体いくらくらいなのでしょうか。
2015年時点の牛久市(茨城県)のプロパンガス平均価格は、基本料金1,886円、従量単価530円です。 この牛久市の従量単価は全国平均とほぼ同じ料金水準です。
基本料金 | 従量単価 | |
---|---|---|
牛久市 | 1,886円 | 530円 |
全国平均 | 1,890円 | 523円 |
平均価格は上記の通りですが、牛久市内には料金単価が高いガス業者もあれば安いガス業者もあります。 そのため実際には従量単価だと300円から700円くらいまでと幅広く存在しています。
そしてプロパンガス消費者センターでは、この牛久市の平均価格を利用者の利益を考えない不当に高額な料金帯であると捉えています。 牛久市の人口やプロパンガス事業者の数、茨城県の都市ガス料金などを考慮すると、牛久市の平均価格はもっと安いはずなのです。
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牛久市(茨城県)では近年、プロパンガスの訪問勧誘が増加傾向にあります。 そして、それと平行して訪問勧誘によるトラブルも増加しています。 そのトラブルの要因は見せかけの営業価格です。
一部のガス業者は、訪問勧誘をブローカーと呼ばれる人たちに業務委託しています。 そしてそのブローカーは、新規顧客の獲得数に応じてガス業者から報酬をもらっています。 ブローカーはお客さんが取れないと報酬が一切もらえませんから必死に勧誘をしてきます。 中には、脅迫じみたことをしてでも契約を取ろうとする人までいるのです。(これも訪問勧誘の問題の一つとなっています) このような人たちによる営業を受けてしまうとトラブルになりかねないため、慎重に対応する必要があります。
ブローカーは勧誘の際、信じられないくらい安い料金を提示してくることがあります。これはブローカーの常套手段です。 例えば、「従量単価250円で、最初の2ヶ月はガス代が無料になります!」などと勧誘するのです。 牛久市の平均価格が530円ですので、なんと半額以下です。
しかし、当然そんな単価ではガス業者は赤字になってしまいますから長続きしません。持って半年か1年でしょう。 その後はブローカーへの報酬費用や安い単価で供給していた分の赤字などを回収できるまで値上げを繰り返します。 そしてさらに悪いことに、値上げされたその高い単価は値上げ以降ずっと続くのです。 数年後に値上げされていたことに気づいた消費者はガス業者にクレームをいい、ガス業者との間でトラブルが起きてしまうのです。 このように安過ぎる営業価格でトラブルにならないよう、まずは一度、当センターのような第三者機関にご相談されることをお勧め致します。
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