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プロパンガスの料金体系や単価は各ガス会社が決定しています。 そのため、土浦市内には分かりづらい料金体系の会社、単価の高い会社、安い会社など様々な会社が混在しています。 このような特徴から、プロパンガスには相場単価というものがあり、料金が高いかを判断する指標として広く知られています。 そして土浦市のプロパンガスの相場単価は、基本料金1,893円、従量単価532円です。
基本料金 | 従量単価 | |
---|---|---|
土浦市 | 1,893円 | 532円 |
全国平均 | 1,890円 | 523円 |
当センターでは、この土浦市の相場単価を公共性の高いプロパンガスの単価としては不適切だと考えています。 土浦市のプロパンガス人口やガス会社の数、茨城県の都市ガス料金などから考えれば、532円という単価は高過ぎです。 そのため、ご自宅の料金が土浦市の相場単価に近い場合にはもっと安い会社と契約し直すなどの対応が必要です。
まずはこちらのページから、ご自宅のプロパンガス料金がいくらか計算してみてください。
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プロパンガスの単価がバラバラな理由は?
土浦市(茨城県)の相場単価は適正ではないとご説明しました。 それでは、なぜ適正な水準ではなくなってしまったのでしょうか。
まずはプロパンガスの単価設定のプロセスからご説明しましょう。 上述の通り、プロパンガスの単価はガス会社によって大きく差があります。 この事実はプロパンガスを賢く利用するために最も重要な事で、プロパンガスと都市ガスとで大きく異なるポイントでもあります。
公共料金である都市ガスの単価設定は国や地方自治体による認可制で、料金変更を独断で行うと言ったことが法律上できません。。 この認可制によって行政が公共性の高い都市ガスの単価の安さを保証しているのです。
これとは対照的に、プロパンガスの単価設定は認可制ではありません。 また、料金設定のガイドライン等もなく、現場担当者の裁量で決定されているのが現状です。 また多くの方がプロパンガスは公共料金でどの会社も同じだと勘違いしています。 このような背景もあり、高額な単価でガス供給を行う会社が少なからず存在しているのが現状です。 このような理由から、プロパンガスの相場単価は本来の平均としての意味合いをなくしてしまいました。
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適正料金とは?
相場単価が市場を正しく反映できていないため、今まで消費者はご自宅の料金が高いかどうか正しく測ることができませんでした。 そこで、当センターでは以下の条件を満たすものを適正料金として相場単価に代わる新しい指標に採用しました。
消費者の生活を圧迫しない料金設定
プロパンガスは公共性の非常に高いインフラ商材です。 生活を支えるプロパンガスが、消費者の生活を圧迫するほど高いなどということは許されません。 消費者が納得できる安い料金でガス供給する事がガス会社の使命の一つでもあります。 そしてその基準としたのが都市ガスです。 都市ガスと同程度の料金であれば上記は達成されていると考えました。
※プロパンガスの熱量は都市ガスの約2倍のため、使用量はおよそ半分になります。そのため都市ガスの2倍程度の値段であれば良いという事になります。
その料金で健全な経営が出来る
安い料金が一時的なものではなく、ずっと続く事もまた重要です。 近年、驚くほど安い料金を提示したりガス代2ヶ月無料キャンペーンなどで勧誘したりして、契約をとろうとするガス会社が一部存在します。 しかしそういった料金は値上げをしないと利益が出ませんし、キャンペーンに掛かる費用も回収する必要があります。 そのためそういった料金設定でガス供給を受けてしまうと、半年から1年の間に必ず値上げを起こします。 このように必ず値上げを起こす料金を適正料金とは呼ぶ事はできません。 ガス会社がその料金を続けても健全な経営が成り立つかどうかは、消費者利益を考える上で必要不可欠なポイントなのです。
このように高過ぎる値段はもちろん、安過ぎる値段もプロパンガス消費者センターでは適正料金と呼びません。 一定の範囲内だけを適正料金と呼んでいます。 それでも、当センターが考える土浦市の適正料金は、相場単価料金よりもずっと安い水準です。
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適正料金がどのようなものかはご理解頂けたかと思います。 それでは、土浦市の適正料金は一体いくらなのでしょうか。 下記の表をご覧下さい。
土浦市 | 基本料金 | 従量料金 |
---|---|---|
適正料金 | 1,500円 | 300円台 |
相場単価料金 | 1,893円 | 532円 |
土浦市の従量料金は相場単価より200円も安い事が分かります。 一般家庭のおいてこの差は大きく、月間でおよそ5千円、年間で考えれば6万円近くにもなるのです。
■ ご相談者
土浦市(茨城県)在住K・Kさん(女性)
■ ご相談内容
2月のプロパンガスの請求が来たのですが、今までにないくらい高くて困惑しています。 今の家でプロパンガスを10年ほど使っていますがこんなに高い請求が来た記憶はありません。 冬なので多少使用量は多かったかもしれませんが、使いすぎた記憶もありません。 こんなに高い料金を払い続けるのは厳しいです。
■ プロパンガス消費者センターからの回答
ご家庭で最もガスを使用するのは給湯です。 そして冬場は水温が低いため、普段と同じように使っていても使用量が増えてしまいます。 K・Kさんと同じように使用量が増える冬場の高い請求額に驚いて相談される方がたくさんいらっしゃいます。
K・Kさんの単価を調べたところ、580円とかなり高い料金である事が分かりました。 そこで今回は、330円という適正料金でガス供給を行う企業をご紹介致しました。
■ ガス会社変更前後の料金比較
請求金額 | 基本料金 | 従量料金 | |
---|---|---|---|
切り替え前の料金 | 14,844円 | 1,910円 | 12,934円 |
切り替え後の料金 | 8,859円 | 1,500円 | 7,359円 |
切り替え前後での差額 | 5,985円 | 410円 | 5,575円 |
※ガス会社切り替え後の請求額は切り替え前の使用量に基づいた料金です。
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