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プロパンガスには平均額という指標があります。 なぜなら、国内のプロパンガス業者にはプロパンガスの料金を自由に決定できる権利があり、各社で料金がバラバラだからです。 同じく大洗町内にも良心的な料金設定の業者もいれば、法外とも言えるほど高い料金設定の業者もあります。(料金設定や単価が違っても中身はすべて同じです。) そして大洗町のプロパンガス平均額は、基本料金1,885円、従量料金507円です。
基本料金 | 従量単価 | |
---|---|---|
大洗町 | 1,885円 | 507円 |
全国平均額 | 1,890円 | 523円 |
当センターでは、この大洗町の平均額を適正範囲を逸脱し高額であると捉えています。 実際、従量単価で言えば、下は300円台から上は700円代前半までと幅広く存在しており、多くの人が平均額前後の料金で利用しているというわけではありません。 それでも大洗町のプロパンガス世帯数やガス業者数、地理的要因、茨城県の都市ガス料金などから考えれば、大洗町の平均額はもっと安いはずなのです。 そのため、大洗町にお住まいの大変多くの方が、高額な料金設定に基づいた請求額を支払っているのが現状です。
まずはこちらのページから、ご自宅のプロパンガス料金単価がいくらか計算してみてください。
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プロパンガスの料金はガス業者の言い値?
大洗町(茨城県)には高い業者も安い業者の存在し、その平均額は高過ぎるとご説明しました。 それでは、なぜ価格の高い業者が出てきて、今も活動しているのでしょうか。
その理由は、プロパンガスの価格設定の仕組みにあります。 まずは皆さんがよくご存知の都市ガスの価格設定の仕組みからご説明します。 都市ガスは料金設定に国や地方自治体から了承を得る必要があります。 そのため、消費者利益を損なうような高い料金設定にする事も、契約ごとに単価を変えるなんていうこともできません。
これとは対照的に、プロパンガスの料金設定には行政の了承を得る必要がありません。 また、料金設定のガイドライン等もありません。 そのためガス業者の言い値同然の、消費者を無視した法外な料金設定で供給を行う一部の会社が存在し平均額はつり上げられてしまっているのです。 このような理由から、プロパンガスの平均額は、一般的に考えられている「平均額=ボリュームゾーン」という意味合いにはなっていません。
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適正料金とは?
そこで、当センターでは以下の条件を満たすものを新しい指標「適正料金」として採用しました。
都市ガスと同額程度の料金設定であること
プロパンガスは消費者の生活を支える公共性の高い商品です。そのため、消費者の生活を圧迫しない、安い料金である事が最も重要です。 そして、その指標としたのが都市ガスです。 都市ガスと同額程度の料金設定であれば消費者にとって十分安いと考えました。 プロパンガスの熱量は都市ガスの約2倍あるため、消費量は約半分に抑えられます。 そのため都市ガスの2倍程度の単価であれば都市ガスと同程度の価格と言えます。
ガス業者がずっとその料金で供給し続けられる
どれだけ安い価格でも、その安い価格が長く続かなければ意味がありません。 近年、驚くほど安い価格で切り替えを提案され契約開始したはいいものの、たった半年で値上げをされたという相談が増加しています。 このようにプロパンガスには後々必ず値上げを起こす営業料金というものが存在しています。 当然、このような営業価格を適正料金と言うこことはできません。 ガス業者がその料金設定で利益を得られずっとそれを続けられる事は、結果的に消費者の皆様にも利益となるのです。
このように当センターでは高過ぎる料金設定も、安過ぎる料金設定も適正料金とは呼びません。 一定の範囲内だけを適正料金と呼んでいます。 それでも、当センターが考える大洗町の適正料金は、平均額よりもずっと安いものです。
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適正料金がどのようなものかはご理解頂けたかと思います。 それでは次に、大洗町の適正料金はいくらなのかをみていきましょう。
大洗町 | 基本料金 | 従量料金 |
---|---|---|
適正料金 | 1,500円 | 300円台 |
相場単価 | 1,885円 | 507円 |
大洗町の従量単価は相場価格より200円以上も安い事が分かります。 一般家庭のおいてこの差は大きく、月間でおよそ5千円、年間で考えれば6万円近くにもなるのです。
■ ご相談者
大洗町(茨城県)在住A・Hさん(女性)
■ ご相談内容
先日、友人からプロパンガスの料金を交渉して安くしてもらったと聞きました。 我が家の料金も高いので、私も交渉してみたのですが、全く相手にしてくれませんでした。 料金を調べたら、基本料金が1,900円、従量単価が580円でかなり高いようなのに、今は原油価格が高いからこれ以上の値下げは厳しいと言われました。 どうしたら安くなるかといろいろと調べていたら、そちらのサイトを見つけたのでご連絡しました。
■ プロパンガス消費者センターからの回答
基本料金1,900円、従量単価580円というのは、適正価格から大幅に離れた価格です。 また、原油価格はここ数年、今までにないくらい安くなっています。そのため値下げできない理由も嘘です。 このことをお伝えし、適正料金で供給可能な会社をご紹介しました。
■ ガス業者変更前後の料金比較
請求金額 | 基本料金 | 従量料金 | |
---|---|---|---|
切り替え前の料金 | 11,586円 | 1,900円 | 9,686円 |
切り替え後の料金 | 6,844円 | 1,500円 | 5,344円 |
切り替え前後での差額 | 4,742円 | 400円 | 4,342円 |
※ガス業者切り替え後の請求額は切り替え前の使用量に基づいた料金です。
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