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国内のプロパンガス会社にはプロパンガスの料金を自由に決定できる権利があり、各会社が独自の料金体系に基づいて決めています。 そのため、筑西市内には良心的な料金設定の会社もいれば、法外とも言えるほど高い料金体系の会社もあります。(料金設定や単価が違っても中身はすべて同じです。) このような特徴から、プロパンガス平均という指標があり、ご家庭のプロパンガスの料金が高いかを見分ける判断材料となっています。 そして筑西市のプロパンガス平均は、基本料金1,892円、従量料金507円です。
基本料金 | 従量単価 | |
---|---|---|
筑西市 | 1,892円 | 507円 |
全国平均 | 1,890円 | 523円 |
この平均をみてどう思われたでしょうか。 実際、従量単価で言えば、下は300円台から上は700円代前半までと幅広く存在しており、多くの人が平均前後の料金で利用しているというわけではありません。 そして当センターでは、この筑西市の平均を適正範囲を逸脱し高額であると捉えています。 筑西市のプロパンガス世帯数やガス会社数、地理的要因、茨城県の都市ガス料金などから考えれば、筑西市の平均はもっと安いはずなのです。 そのため、筑西市にお住まいの大変多くの方が、高額な料金設定に基づいた請求額を支払っているのが現状です。
まずはこちらのページから、ご自宅のプロパンガス料金がいくらか計算してみてください。
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プロパンガスの料金はガス会社の言い値?
筑西市(茨城県)の平均は適正範囲外であるとご説明しました。 それでは、なぜ適正な水準ではなくなってしまったのでしょうか。
まずはプロパンガスの料金設定の仕組みについてご説明しましょう。 上述の通り、プロパンガスの料金設定は各会社で異なります。さらに、同じ会社を利用しているお隣さん同士で単価が異なるといったケースもあります。 これは公共料金である都市ガスでは見られない特徴です。 都市ガスは料金設定に国や地方自治体から了承を得る必要があります。 そのため、消費者利益を損なうような高い料金設定にする事も、契約ごとに単価を変えるなんていうこともできません。
これとは対照的に、プロパンガスの料金設定には行政の了承を得る必要がありません。 また、料金設定のガイドライン等もありません。 そのためガス会社の言い値同然の、消費者を無視した法外な料金設定で供給を行う一部の会社が存在し平均はつり上げられてしまっているのです。 このような理由から、プロパンガスの平均は、一般的に考えられている「平均=ボリュームゾーン」という意味合いにはなっていません。
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適正料金とは?
そこで、当センターでは以下の条件を満たすものを新しい指標「適正料金」として採用しました。
都市ガスと同額程度の料金設定であること
プロパンガスは消費者の生活を支える公共性の高い商材です。そのため、消費者の生活を圧迫しない、安い料金である事が最も重要です。 そして、その指標としたのが都市ガスです。 都市ガスと同額程度の料金設定であれば消費者にとって十分安いと考えました。 プロパンガスの熱量は都市ガスの約2倍なので、消費量は約半分になります。 そのため都市ガスの2倍程度の単価であれば適正範囲内と言えます。
会社がずっとその料金で供給し続けられる
どれだけ安い単価でも、その安い単価が長く続かなければ意味がありません。 近年、驚くほど安い料金で切り替えを提案され契約開始したはいいものの、たった半年で値上げをされたという相談が増加しています。 このようにプロパンガスには後々必ず値上げを起こす営業料金というものが存在しています。 当然、このような営業価格を適正料金と言うこことはできません。 ガス会社がその料金設定で利益を得られずっとそれを続けられる事は、結果的に消費者の皆様にも利益となるのです。
このように当センターでは高過ぎる料金設定も、安過ぎる料金設定も適正料金とは呼びません。 一定の範囲内だけを適正料金と呼んでいます。 それでも、当センターが考える筑西市の適正料金は、平均よりもずっと安いものです。
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適正料金がどのようなものかはご理解頂けたかと思います。 それでは次に、筑西市の適正料金はいくらなのかをみていきましょう。
筑西市 | 基本料金 | 従量料金 |
---|---|---|
適正料金 | 1,500円 | 300円台 |
相場単価 | 1,892円 | 507円 |
筑西市の従量単価は相場価格より200円以上も安い事が分かります。 一般家庭のおいてこの差は大きく、月間でおよそ5千円、年間で考えれば6万円近くにもなるのです。
■ ご相談者
筑西市(茨城県)在住R・Mさん(主婦)
■ ご相談内容
先日、プロパンガス会社の方が切り替えの勧誘に来られました。 その方のお話ですと、我が家の料金は非常に高く、現在契約している会社の評判も良くないとのことでした。 恥ずかしながらプロパンガスについてあまり詳しくありませんでしたので、この際と思いその方にいろいろと聞いてみました。 すると、プロパンガスはどの会社を利用するかを利用者が自由に選べるとのことで、この機会に切り替えてみてはとのお誘いでした。 お話を聞く限り悪くはないと思うのですが、アドバイスを頂ければと思い相談させて頂きました。
■ プロパンガス消費者センターからの回答
プロパンガスは都市ガスと違い、どの会社を利用するか消費者が自由に決められます。 そのため、適正な価格で供給してくれる優良なプロパンガス会社を選ぶ事が最も重要です。 そして今回R・Mさんが提示された料金は従量単価250円という価格でした。 従量単価250円というのはガス会社にとって赤字の料金設定です。 そのため後々必ず値上げが繰り返され、最悪の場合は今よりも高い単価になってしまう可能性があります。 上記と、当センターからは適正価格320円で供給可能な大手ガス会社をご紹介可能という内容をご説明したところ、当センターからのご紹介企業をえらばれました。
■ ガス会社変更前後の料金比較
請求金額 | 基本料金 | 従量料金 | |
---|---|---|---|
切り替え前の料金 | 10,145円 | 1,880円 | 8,265円 |
切り替え後の料金 | 6,190円 | 1,550円 | 4,640円 |
切り替え前後での差額 | 3,955円 | 330円 | 3,625円 |
※ガス会社切り替え後の請求額は切り替え前の使用量に基づいた料金です。
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